Google&Facebookに学ぶ、新機能の実装プロセス、を実践するためにGoogle Analyticsウェブテスト機能を使う
kensuuさんが以下のようにブログに書いていて、まったくその通りだと思うのですが、じゃあどうやって枠組みを作るのかというとPDCAを含む意思決定プロセスに落とし込む必要があると思います。
どのみち言えることは、「メンバーを信じてやってもらう」ということがまず最初にあるのかなあ、と思っています。
そして、クリエイティブを発揮してもらいつつ、それが単なるアイディアの出し合いじゃなく、価値ある実装まで持っていき、ユーザーに支持してもらえるようにするか、という枠組みを、経営者層が決めるというのが重要なのだと思います。ここが本当に難しいのですが、それを作れるような会社を目指さないとですね。
Google&Facebookに学ぶ、新機能の実装プロセス - nanapi社長日記 @kensuu
PDCAを含む意思決定プロセス
PDCAを含む意思決定プロセスと言ってもよく分からないので具体的なプロセスにしてみると、
- 良いも悪いも分からないけど数多くのアイデアを出す (Plan)
- その中でどんな順番でアイデアを試すか決める(やるやらないではなく順番) (Plan)
- 現在のサービスにアイデアを実装する。このとき、全部を一度に実装するのではなくて、一つずつ組み込んだ現在と少しだけ違うページをアイデアの種類数だけ用意する (Do)
- 現在のものと同時平行で少数(または多く)のユーザに使ってもらう (Do)
- (事前に決めた指標・目標をもとに)良かったパターンをデータから見つけ出す (Check)
- その知見を取り入れてまた(1)から繰り返す (Action)
こんな感じでしょうか。
みんな大好きGoogle Analytics
上記の(4)(5)を無料で非常に手軽に実施できる機能が、Google Analyticsの「ウェブテスト」機能です。簡単に言うと「A/Bテスト」ツールですね。
これは、複数登録したページ (URL) のうちオリジナルページにアクセスしたユーザを一定割合別のページ(パターンページ)へリダイレクトさせ、それらのデータを計測して可視化できる機能です。 下記のスクリーンショットを見てもらうとよく分かるかもしれません。
使い方はGoogle Analyticsにログインして、左サイドメニューの「コンテンツ」→「ウェブテスト」を選択するだけです。
オリジナルページのURLを入力すると始まるウィザードに従って設定を進め、いくつかコードをコピー&ペーストでページに組み込むだけで簡単にA/Bテストが開始できますので、あなたのサービスでも試してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、今回作成したウェブテストには実際にアクセスできます。アクセスすると、ユーザ毎に0001.htmlか0002.htmlのどちらかに振り分けられます。Cookieが有効な間は必ず同じページに振り分けられるので別パターンのページにアクセスしたい場合はCookieを削除してみてください。
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ウェブテストやA/Bテストをプロセスに組み込むときに参考にした本
データ・サイエンティストに学ぶ「分析力」 ビッグデータからビジネス・チャンスをつかむ
- 作者: ディミトリ・マークス,ポール・ブラウン,馬渕邦美,小林啓倫
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